Excite エキサイト : 国際ニュース 突然、面識の無い記者から電話がかかってくる場合、大抵は悪い知らせだ。昨日、地球温暖化対策の原稿を書き上げて、仮眠を取っていたところ、某新聞から電話が。長井健司さんとは面識がなかったのだが、同業者としてご冥福を祈りたい。
現地民主化運動系放送局が撮影した、長井さん殺害の瞬間の映像を見たが、
これは明らかに故意の殺害だろう。その冷酷さに、私も身震いした。 だが実は、
こうした事は、途上国での紛争地取材では充分起こりうることなのである。私は、インドネシアからの独立運動を続けていた、アチェ州の取材をしたことがあるが、現地に赴く前に、現地事情に詳しい知人から、こう忠告された。
「インドネシア兵を甘くみない方がいいですよ。欧米人のジャーナリストも何人も殺されています。
下手に拘束などすると、外交問題になる等、後々面倒だから、その場で撃ち殺して、“流れ弾に当たった”“反政府ゲリラに殺された”とか、都合のいい声明を発表するのです」。
長井さんのケースも、恐らくインドネシア軍によるそれと同じではないか、と思う。日本政府はミャンマー軍事政権に対し、事実関係の調査を要求するべきだ。
また、何よりも、
一人でも多くの日本の人々が現地情勢に関心を持つことが、長井さんの死を無駄にしないことになる。私も引き続き、情勢を注視したい。