我らが小泉シュショーの対米ポチぶりは止まることを知らず、ファルージャ攻撃もあっさり支持してしまったが、「恩人」達への迫害についても、米国のやることだから、と支持するのであろう。
イラク人の友人から、
イラク・イスラム法学者協会*の会長、ハーリス・ザーリ師と幹部のアブドルサラム・クバイシ師の家が米軍の家宅捜索を受けたとの連絡が入った。理由は不明。
*共同通信も
同様の記事を配信。
これに先立ち、イラク・イスラム法学者協会は今月9日、
「ファルージャの人々は平和的解決のために努力してきた。交渉を断ち切ったのはアラウィ首相であり、ファルージャ攻撃による犠牲の責任は全て首相にある」とファルージャ攻撃を厳しく批難し、
来年一月の選挙をボイコットするという声明を出したのたが、それに対する
嫌がらせなのかもしれない。
イラク・イスラム法学者協会は4月の日本人人質事件で、高遠さんらの解放に大きな貢献をしたとして日本でも有名だが、これまでも度々米軍による嫌がらせを受けている(
関連情報)。こうしたことについて、私の知っている限り日本政府は米軍に意見することさえしていないが(
関連情報)、
「恩人」達に対して余りにも冷たいのではないだろうか。このブログ、外務省の皆さんも見ているのだろうけど、ちょっと考えてもらいたい。
長くなるがもう一つ。信憑性には疑問もないわけではないが、忌々しき情報がある。ファルージャ攻撃開始以前から「米軍がガスを使うかも」という怪情報が流れていたのだが、イスラム系ニュースサイト、イスラムオンラインは
「ファルージャを攻撃中の米軍が化学兵器を使用した」と伝えている。
*
"US Troops Reportedly Gassing Fallujah" by Islam Online 同記事によると、「米軍の使用したガスで10人の市民が死亡した」「現地武装勢力の話によれば、レジスタンス達はガスによって治療不可能な程の重度の火傷を負った」とのこと。
いくら米軍でもそこまでやるかとは思うが、やらないとも言えないーー;。モスクワ劇場占拠事件でロシアの特殊部隊が使用した「無力化」ガスのようなものを使ったことは考えられる。「無力化」、つまり非殺傷兵器だと言えば聞こえはいいが、同事件で死亡した120人の人質の内、117人はガスによる中毒死だったとされ、実際には「非殺傷兵器」とは言い難い。
米軍は以前から「無力化」ガスの開発をしていた疑いもあり(
関連情報)、今回、実戦で実験したのかもしれない。ただ、「無力化」ガスで重度の火傷を負うことは考えづらいのだが。
イスラム系のメディア、特にネット系は十分な裏づけ取材をしておらず、大本営報道の米系メディア並みにその信憑性には気をつけなくてはいけないのだが、問題は上記イスラムオンライン記事中にもあるように、ファルージャは外部から孤立させられており、従軍取材に参加している記者達も、軍の広報部隊となり下がっていることだ。
>だから、ジャーナリストが襲撃・誘拐されるようになるのである。私として も大変迷惑だ。
9日の声明の中でイラク・イスラム法学者協会は
国連安保理はファルージャ攻撃に反対し、攻撃に際しての事実関係の調査を行うべきとしていたが、こうした訴えを国際社会は無視してはならない。
小泉シュショーにも、少しは考えてモノを言うことをお願いしたい。同じ日本人として、すんごく迷惑だし、恥ずかしいから。
13日0:30 ブログ読者の方が教えてくれたのだが、ワシントン・ポスト紙が、
「米軍はファルージャで白燐榴弾を使用している」と報じているとのこと。情報有り難うございます。で、この白燐榴弾だが、このブログでも時々書き込みやTBしてくれるnofrillsさんがイラク人Raed氏のブログを翻訳した"
Raed in the Japanese Language"に詳しい情報があった。以下転載。
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白燐榴弾を人のいるところに投げているとは常軌を逸している。火器というよりは化学兵器になってしまう。米軍が使っているであろうM-15白燐榴弾は,爆発半径は17メートルあって,燃焼温度は5000度だ。身体に付着した破片を取り去ると,空気に触れて自然発火する。だから取り去る前に怪我をした箇所を水につけなければならない。破片はすぐに水にひたさなければならない。白燐(黄燐)は酸素の少ない水に触れるとホスフィンを出すが,これがおそろしいガスだ。煙を吸入すれば,「phossy jaw」と呼ばれる症状が起きる。口に傷ができるがそれは治ることなく,顎の骨自体が砕けてしまうこともある。白燐(黄燐)は少量(小さじ1杯未満)摂るだけで,吐き気,嘔吐,肝臓障害,心臓障害,腎臓障害,ひどい眠気をもよおすし,時には死に至ることもある。
かつては花火にごく少量入っていたけれど,あまりに多くの人がそれで怪我をしたり病気になったりしたので,花火への使用はやめなければならなかった。
M-15白燐榴弾は,こんな物質が15オンス(約425グラム)入っている。
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しかし、よくまあ、こういう趣味の悪い兵器を開発するよ、全く。確かにこりゃ化学兵器と言ってもいいシロモノだね。
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